かきたまじる

駅メモ・リヴリー・ノベルゲームが好き

なめこの脱出ゲーム

なめこの4コマ漫画を使った脱出ゲームが登場。わりと面白かった。

f:id:aomtt4816:20180510132346p:image

全部で28問ある。優しいものから難しいものまで揃っているが、動画広告を見ると現れるヒントが3つあり、このヒントを見ればだいたいは解けるようになっている。

 

脱出ゲームと銘打ってはあるものの、脱出が本題ではなさそうなステージもいくつかある。亀を助けることが目的のステージや、カビを避けるリズムゲームじみたステージ、黄金なめこを探すステージ、間違い探しなど。

 

特に黄金なめことタイガーなめこは何度も何度も登場。タイガーなめこは出たら脱出失敗となる。

f:id:aomtt4816:20180510132950p:image

黄金なめこはというと、黄金なめこを探せ!というところでは黄金なめこ(もどき)が大量に画面を埋め尽くすなど若干気持ち悪いステージがあった。よく見たら分かるのかもしれないが、私は分かんなかったのでヒント見てアタリをつけて、総当たりした。

 

クリアしたステージは元になったなめよんが読める。

 

最後のステージはちょっと頭をひねった。クリアすると、なめこが脱出し、ゴーグルを被ったなめこがたくさんいる場所から、一匹のなめこがゴーグルを外し、外へ脱出する。今まで見ていたのは仮想現実だったのか?最後になめこザ・ワールドとなめこの巣の宣伝があって終わります。

 

個人的にはザ・ワールドよりこっちの方が好き。ザ・ワールドやってるんですけど、なかなか世界のなめこ収穫しに行けなくて、若干飽きつつあります。巣は去年3月ごろめちゃくちゃはまってたけど今は飽きてやってません。

 

ところでなめよんの2冊目単行本、もうそろそろでても良いと思うんだ。1冊目の刊行からもう3〜4年は経ってるはずなので、話数たまってると思うんだけど音沙汰ない。

ラッピングと最近お迎えしたでんこの話

駅メモの話です。

 

最近お迎えした子達

ガチャ回したら、ありすとシャルロッテを手に入れました。この二人のでんこは、別に見た目がタイプってわけではないのですが、

 

ありす…愛媛県育ちJR四国の8000系モデルでんこ

f:id:aomtt4816:20180509202110p:image

 

シャルロッテ…いわずもがなシャル砲をぼんぼん食らってリンクを切られムカついていたでんこ

f:id:aomtt4816:20180509202155p:image

という感じで、持っていない時からそれなりに親しみがあって欲しいなーと思っていたでんこ。

 

シャルロッテは食らったら面倒くさいけど、いざ自分が使ってみると、かなり遠くの駅の黄色新駅ボーナスを取ることができて楽しい。たまにリンクも取れる。弱いので速攻で切られることが多いが。

 

ありすは、乗ったことがある電車がモデルだし行ったことがあり、かつ馴染み深い新居浜を名前に冠していることもあり、なんだかいいなぁって思う。どっちかというと姉のいずなの方が見た目タイプだが。早く新居浜姉妹を手に入れたいものだ。

 

姉といえば、ほこねもお迎えした。見た目はわりと大人っぽくて髪も綺麗だし黒髪だしスタイル良しで、そしてそこそこ好きな小田急がモデルとあって、わりと好きなんだ…一点を除けば。ほこねは重度のシスコンである。

f:id:aomtt4816:20180509202409p:image

ホーム画面、うららちゃんハァハァしか言ってない。美談姉妹とはまた別ベクトルのシスコンである。

 

 

最近は8000系を見ると「ありす来たー」と思うようになった。駅メモしてると、でんこのモデル車両を見かけたときに、その電車の名前よりでんこの名前が出てきがちになる。

 

 

そんな駅メモですがようやく500駅にアクセスすることができました。制覇路線もやっと20を突破。

 

そして相変わらずくにのグレードアップはできず、みろくとかあんまり育ててないでんこばかり被ります。

 

フラワーラッピング

 

先日追加されたフラワーラッピングも回したんですけどね、一個だけ言いたい。

 

駅メモのラッピングどれもこれもかわいすぎて課金しちゃうよ!!!!

 

スチームパンクも可愛いし映画もいいし春のお出かけも可愛すぎだしで、新しいラッピングが出るたびに必ずセール分は回してしまうようになった。

 

ほんと可愛すぎる。

f:id:aomtt4816:20180509202857p:image

桜のコスチューム、似合いすぎ。なにこのたおやかな乙女。薄ピンク可愛すぎ。

 

f:id:aomtt4816:20180509202942p:image

お腹出しファッションとか。幼い見た目なのに攻めすぎなファッション。足もお腹も出ててセクシーすぎ。ヘアースタイルもお団子で可愛い。

ラッピングの、いつもと違うヘアースタイルが見れるとこめっっっちゃ好き。

 

ただね。

ラッピング可愛いのはいいとして、普段の衣装も結構好きなんです。

 

列車の特徴を上手いこと美少女に落とし込んでる、駅メモのでんこたち。これはこれですごくいいんです。ずっと見てたい。が、ラッピングつけた方がいろいろと性能が上がるので万年ラッピングつけがち。

 

 

 

 

駅メモ SHOW BY ROCK!!イベントの話

駅メモのイベントの話です。

 

今まで駅メモのポイント系イベントってなるべく遠くに行けばいくほど有利なものが多かったので、SHOW BY ROCK!!もそうなんかなって思ったらどうも違うっぽくて

 

  • 他チームのでんこをリブートさせる
  • 同じチームのでんこがある駅にアクセス

 

といった限られた条件でしかポイントがゲットできないイベントでした。

 

適当にシャインチームに参加して頑張ってみたのですが、もらえるのは微々たるポイント…

 

それでいろいろと考えてみた。

 

フットバースを連発してポイントを狙う

フットバース使うと、30ポイント(違うチームのでんこの時)10ポイント(同じチーム)手に入るのでいいかなと思いましたが、リブートさせるわけではないので、70ポイントが手に入りません。ううむ。そして各地の札付きマスターにケンカを売ることに直結します。結構やり返された。

 

アタッカーとかAP上昇するスキル使ってリブートを狙う

 

これが一番いいかもしれない。が、ディフェンダーばかり育ててきた私の手持ちにはろくに育ってるアタッカーがいません。一番AP高いのはくになんだけども、くにはカンストしてしまってるので、グレードアップさせない限りは経験値が無駄になります。それは嫌なので、次にAPが高いミオと、100キロメートル以上移動するとAPが上がるあけひのペアでリブートを狙うことにしました。とはいえこれはまだまだ弱い私の話ですから、たぶんもっと効率良い方法があるのでしょうね。

 

あとボーナスポイントつく駅もあるそうですが、近場に一つしかないのでこちらもあんまり頼りにできない。

 

一番悲しいのはチェックインした駅が不在駅だとポイントが入らないこと。

 

なんとかスペシャルガチャチケット5枚までポイントをとりたいんですがなかなか厳しいです。

フットバース連発してすみません。

f:id:aomtt4816:20180507202259p:image

これ参加人数少ない方のチームに入る方がよかったのかな…

恋は雨上がりのように 10 感想

恋は雨上がりのように」が完結したので、感想を書きます。

 

最初ネット広告でこの作品を知り、17歳と45歳の恋愛と聞いて、いかがわしい漫画かと思いきや普通の純愛でした。

 

恋愛としては、店長とあきらをはじめとして、加瀬さんとその義理のお姉さん、吉澤とユイちゃん、吉澤とあきら、などいろんな恋愛模様が作中で繰り広げられたんですが…

 

どれも成就せず!

 

吉澤とあきらは最初見た時から完膚なきまでにあきらが吉澤に脈なしで、叶わないんだろーなー、というのはわかります。途中まかないのサンドイッチを吉澤に頼む展開があり、吉澤はそれに期待を寄せていましたが、あれは今まで頼んでた加瀬さんに頼みづらくなったから吉澤に頼んでただけで、加瀬さんとの仲が改善されてからはまた塩対応。吉澤へのマフラーを編むユイちゃんが吉澤についうっかりそれを見られそうになった時にはキッツイ顔で「出てって」…だからこの二人はないなぁというのはわかるんですけど、まさかの全部、うまくいかない、という展開。

 

店長とあきらは、あまりの年の差に、最初は店長が、「これってドッキリなんじゃ」と信じず、「返事をすることはできない」と常識的な返事を返す。それでもあきらのアタックに、デートしたり、抱きしめちゃったり…しまいには、あきらへの恋心を自覚する。やっぱり読んでると叶うのか?と思うし、叶ってほしい!とも思う。最終巻はあきらが正月に店長の家を訪れる話が中心ですが、結局二人の仲が進展することはありませんでした。

 

店長は、あきらのまっすぐな思いを見て、自分はもうそんな世界にいない…と思う。いろいろあったけど、結局最初の「返事をすることはできない」ままでした。

 

あきらはバイトを辞めて、陸上に復帰。これはあきらの思い出としてしまわれて、登場人物たちそれぞれも新たな道に進むのかもしれない。

 

吉澤とユイちゃんは絶対うまくいくだろーなと思いましたが、まさかのダメでした。吉澤もユイちゃんに気がありそうだったのになぁ。

 

喜屋武とサッカー部の先輩ぐらいしかうまくいきそうな二人がいない…

 

最終的に陸上に復帰したので、なんかいい感じに終わりましたが、恋愛ものとしては、不完全燃焼気味でした。

 

あきらの「雨宿りしてただけだよ。もう大丈夫」っていう言葉を見て、今までのあきらは「怪我して陸上できない」雨に対して、「雨宿り」をしてたようにも見えました。

 

でも、絵柄が書き込まれていて登場人物たちが表情豊かに行動している様は読んでいて楽しかったし、きっとみんなこの恋愛がうまくいかなかったとしても、明日を生きていくんだろうなって感じがしました。

 

10巻のクリアカバー付き特装版は、カバーを外すと店長が現れ、その上にクリアカバーを載せるとあきらと店長が重なり一つのイラストに。裏は栞から飛び立つ青い鳥のイラストが現れます。

 

やや不完全燃焼気味ですが、これはこれで一つの終わり方だなぁと思いました。

ハッピーシュガーライフ7 感想

ハッピーシュガーライフの7巻が発売されましたので早速感想を書きます。

 

主な内容はあさひとしおの母親の話。さとうの出番は今回少なめです。

 

しおの母、ゆうなは大人しくて受け身がちな美少女。何から何まで両親に選んでもらっている。そんな私でも、いつか私が何かを選ぶんじゃなくて誰かが私を選んでくれるかもと、夢見てらんらん歌い歩いてました。

 

どこまで受け身なんだよ…とちょっと読んでて腹が立ったのですがとりあえず落ち着いてページをめくります。そしたら、

 

目つきの悪い男と衝突し、喧嘩をふっかけられ、ゆうなは「なんでもするから放して」…と言う。そして男に連れてかれるゆうな。

 

どんだけ周りが見えてないのこの子は。ちゃんと前見て歩けよ…。なんでもするとか言っちゃあかんだろ…ていうかここ、君ら以外誰も歩いてないの?自転車は?車は?通学路なのに人通りゼロなの?都合良すぎにもほどがあるのでは???とめちゃくちゃつっこみたくなるシーンの目白押しでした。

 

そしてこの男が絵に描いたようなDV男でゆうなの人生が転落。残念ながらそんなゆうなに助けの手は差し伸べられず、ついに妊娠してしまう。反対するもゆうなの両親は言いくるめられて、この男とゆうなは結婚させられてしまう。肝心のゆうなは明らかに結婚嫌そうなのに、なんも言わない。

 

なんだろ。クソオブクソが集まりに集まって思い描けるだけのありったけの不幸を詰め込んだ展開ですね。ほんと誰か助けに来なかったのか。冒頭で登場したゆうなの友人たちはゆうなの妊娠の変化とか気づかんかったのか。それに結婚させる以外に何か手立てなかったのか。警察は頼らなくていいのか。公的な機関で然るべきサポートは受けられなかったのか。なんかもっと他にもっとましな方法はなかったのか、とめちゃくちゃつっこみたくなるシーンがやはり目白押し。

 

かくして高校生の母親となってしまったゆうなは当たり前のように孤立。男はほぼ帰って来ないが七五三にだけは顔を出した。そして両親が全員死亡し、保険金で男は遊びまくる。そして四年後、金を使い果たした男はゆうなの元に戻り、暴力の限りを尽くし、ゆうなはしおを産みましたとさ。

 

……

………

なんなんだこの最悪すぎる人生。コメントのしようもない。

 

そして暴力の連鎖なんですかね、ゆうながしおと外出したらトラックに轢かれかけて、ゆうなはしおに暴力を振るい、ついにはさよならと告げてしおを置き去りにしました。

 

トラックが出てきた瞬間、あれ、しおちゃん死亡?と思った。しおちゃん子供とはいえ突然道路に飛び出すなんて危ない。

 

その後すぐにさとうが現れてしおを連れ去る。

 

今回の話は不幸のジェットコースターみたいな話の展開でした。また、さとうの話も少しはあります。愛がわからないさとうの話を間延びさせたような感じです。7巻は全体的にポエムみたいな喩えを用いた回りくどい言い回しが多く、5巻のような劇的な展開などはありません。やや退屈感が否めませんでした。

 

しおの母親のエピソードがわかったのは面白かったですが、いくらなんでも酷すぎてリアリティがありません。…とまあさんざんこき下ろしましたが、さとうのおばさんのミスリードに思い切りひっかかったことを考えれば、この後納得いく展開が待ってるかもしれませんね。

 

引っ越し先を始めとした前巻の疑問がほとんど解消されず、しおの母親エピソードという新たな風呂敷が広げられた7巻でした。

 

アニメ化決まったらしいので楽しみに待ってます。

 

ハッピーシュガーライフ8 感想 - かきたまじる

8巻の感想書きました。

セブンイレブン2万店記念商品 ふんわり香るバターが決め手!メロンパンスクイーズ

セブンイレブンが2万店出店を記念して、記念商品がいっぱい出てます。

 

で、ホワイトデーから全国発売された玩具があるんですけど、

 

セブンイレブン人気のパンのスクイーズ

 

めっちゃかわいい!!

トートバッグにつけてみました。

f:id:aomtt4816:20180315194459j:image

 

ちなみに割と大きめのサイズでお値段高めの800円ぐらい…でも3種類(メロンパンとコッペパンと練乳ミルクフランス)全部ナナコで購入して揃えると、ついでに「2万店出店記念商品をナナコで2000円以上買うと2000ナナコポイントが当たるかもしれないキャンペーン」に応募できるよ。もし当たったらちょっと嬉しい?

 

メロンパンの触り心地はもちもちっとした低反発な感じのスクイーズ。フワフワ感が病みつきになるかな?ちなみにバターの匂いは…しません!商品名がそれってだけですね。それよりかは、ちょっと刺激臭がしました。

 

パッケージが本物のパン同様であり、ミニチュアみたいでかわいいので、パッケージに入れたまま使うことにしました。ちなみにパッケージの袋ですが、テープで接着されているので、少し硬いですが、うまいこと剥がせば、袋を破ることなくボールチェーンを取り出すことができます。パッケージ上部に、穴が開いておりますので、そこにボールチェーンを通すのが個人的にはおすすめです。

 

メロンパンのスクイーズ、かなりたくさんあるので、袋から出しちゃうとなんかどこにでもあるメロンパンスクイーズみたいになりそうで、なんかなぁ…って感じです。そこまでスクイーズ集めに執心しているわけではないのであまり詳しくはないですが、ガチャガチャでもコンビニパンスクイーズとかあったから…

 

私としては、コンビニパンスクイーズくらいの大きさで、お値段控えめだったらよかったなーと思いました。あと、最近セブンイレブンのパンのパッケージが刷新されて茶色を基調としたパッケージに変わっているので、それを反映してくれてたらもっとそっくりだったかな?とも。

 

2万店記念の商品なので、たぶん今を逃したら次の手に入れるチャンスは3万店…だったりするのか?気になるならとりあえず買ってみてはどうでしょう。

昔の小説から過去の自分を懐かしむ

片付けていたら、たくさん部誌が出てきて超懐かしいので、振り返ってみることにしました。

 

2014年3月「私はあなたが好きでした」

あらすじ:「私はあなたがただ好きなだけだった」あなたには好きな人がいますか?好きな人のためならなんでもできますか?男女9人の恋愛物語。

あらすじからなんとなく察してくれるかと思いますがドロドロ三角関係ありの恋愛ものです。最終的には、誘拐・殺人という展開が待っています。

もともとキャラクターのひとり「キング」は別作品の4コマ漫画のキャラクターでしたが、そこに奥さんの「八千代」を作り出したことで、この二人の馴れ初めを書きたいと思い、派生した作品です。しかしまさかドロッドロの三角関係恋愛ものになろうとは…。犯罪あり近親相姦ありちょっとしたお色気もありと、この当時の私の想像力の豊かさ逞しいなと思える作品。なお、キングと八千代のペアは好きすぎてその後、自分の日記4コマ漫画に自分役&友人役を演じることとなる。

 

ラストシーンは、アンフェアのドラマの最終回をリスペクトして作りました。愛しているはずの人を撃ち殺すという凄まじいバッドエンドとなっており後味が悪いですが、主人公の二人は無事くっついていちゃいちゃしてるからよしとする。

 

タイトルは一度修正しました。理由は最初のタイトルがとあるエロゲーとおんなじだったからです。

 

2014年4月「石を育てるアプリ」

あらすじ:将来なんてわからない。高校生活をなんとなく過ごす夢路美羽はある日、不思議なアプリを見つける。「石を育てるアプリだって?」わからない。だけど気になるんだ。進路に悩む高校三年生の話。

この小説は私の高校生時代の体験が元ネタであり、ある意味懺悔と言いますか、後悔を供養するために書かれており、完結後はあんまり読む気になれません。夢路が大学受験に失敗するくだりや友人と仲違いするという大きなストーリーから、夢路の好きな本といった小ネタに至るまでに自分の実体験が下敷きにされた作品です。ラストはどんでん返しがありますが、あのどんでん返しはまさに当時の自分そのものです。

ちなみに上記の2作品はこちらで読めます。

珀桃

(小説家になろうの私のマイページに飛びます。)

2014年6月「失恋中毒」

あらすじ:「彼氏持ちに告白しに行っては振られまくる女がいる」という噂を聞いた主人公、拓海。その日の帰り、その女・岡部美春に突然告白される。明里という彼女が拓海にはいたが、好奇心から告白を承諾すると、美春は凍りついて、「これじゃ会えない」と叫ぶのだった。

 

失恋保険という保険があったら面白いなぁと思って描き始めましたが、今読んで見ると隼人なる美春の幼馴染が失恋保険なんて奇天烈なものを言い出し、美春もそれを受け入れるあたり、二人揃って頭おかしいんじゃないのと総ツッコミを入れたくなる作品。後述する「物好きな彼女」の陽菜といいこの美春といい、私は変な女の子描くのが好きなのだろうが。そもそも隼人が失恋保険をする理由ってなんなんだ。新興宗教にハマって変な薬にも手を出しているのだが…それでもなんだかなぁ、というツメの甘さを感じる。美春は失恋する様子をボールペン型録音機で録音し、隼人に会いに行くのだが、毎回毎回本当に告白しては振られるということをやってのけているので、頭は変だが、根は真面目で、好きな人にひたすら尽くすタイプなのだろう。

 

2014年9月「このノートは誰が書いたのか」

あらすじ:この街では、死んだ時に後悔していることがあると生まれ変わることができるらしい。ひょんなところからノートに生まれ変わった俺は、ある日殺人予告が書かれたノートを託された。いったいこのノートは誰が書いたのか?

 

ちょっとした探偵ものを書きたかったのだろうか。しかし、主人公の大地とみちるのコンビは事件解決に動きはするものの、首謀者である光の動きが早すぎて気がついたら全部終わってましたー、というテンポの速さが特徴の作品。場面展開も伏線も、全部詰め込まれていて、無駄場面は一切ないので、やたら御都合主義的な展開も目立つ。まあ仕方ない、もともと2万字あった作品を大幅に削る必要があったからな。

犯人側(光)の視点から事件のあらましを最初の方に書いています。おそらくこれは貴志祐介の「蒼の炎」が元ネタなのかなー…と思います。

 

2015年1月「物好きな彼女」

あらすじ:「わたあな」というアニメが好きな主人公が、同じく「わたあな」好きな女の子・陽菜に出会う。だんだん彼女に惹かれるが、彼女には彼氏がいた…しかも、その彼氏は「わたあな」のキャラクターであり、彼女はそのキャラクターは実在していると思い込んでいた。

最初の場面が、ゲームセンターでクレーンゲームをやるところから始まります。これは2015年ごろの私がゲームセンターに入り浸っていたんじゃないかというのをとても彷彿とさせます。クレーンゲームはあまりやりませんでしたが、グルーヴコースターにはまっていたのです。主人公が、イラスト描き・美術部所属であるところも自分をかなり彷彿とさせるステータスです。

 

「わたあな」の「なすび」というキャラクターに入れ込んでいる陽菜が唯一手に入れられなかったと作中で嘆く「わたあなが連載終了した時に付録としてついてきた時計」ですが、これの元ネタは「鋼の錬金術師」連載終了時にガンガンについてきたデジタル時計です。とても欲しかったのですが、各書店で売り切れが相次ぎ、入手が叶いませんでした。

 

ちなみに、「わたあな」も「なすび」も、前述した自分の作品です。

 

陽菜が着信音にもしている「わたあな」の主題歌に『こんなにも胸が苦しくなるのは、あなたのことを愛しているから…』というフレーズが出てきます。これの元ネタは不可思議/wonderboyの「偽物の街」です。ていうかネタどころかまんまその通りです。(曲の終わりのあたりの歌詞)

この人の曲はめちゃくちゃ心に響いてくるのでめちゃくちゃ大好きなのですが残念ながらもうこの世におりません。

 

歌詞自体は中盤と終盤に物語上に登場しますが、終盤の歌詞については、陽菜の心情を表すために挿入しました。

 

登場人物が、主人公・陽菜の他にもう一人友人藤沢が出てきますが、たまたまアジアンカンフージェネレーションの「藤沢ルーザー」という曲を聴きながら執筆していたためこちらの名前となりました。あとの二人の名前は適当に決めました。陽菜は藤沢の名前を、藤沢の靴に「フジサワ」と書いてあることから知るのですが、今見ると、靴に名前書くって、お前は何年生なんだ、とつっこみたくなります。

 

2016年度11月「空間転移実験」

あらすじ:いわゆるゲームブック形式の小説である。読者の選択次第でお話が変わる小説。図書館で「空間転移実験」という本を手に入れた主人公は不思議な世界へ旅に出る。

 

私は小さい頃からゲームブックに慣れ親しんでいましたし、この頃も「展覧会の絵」をはじめとしたゲームブックをよくプレイしていました。ちなみに初っ端から選択肢を選び間違えると話が終わるような仕掛けになってます。改めて今遊んでみたところ、森の中探索中に飛行機の残骸を見つけ、謎のメモを発見したところでゾンビに襲われて死亡しました。

 

特にストーリーは決めていませんが、ゾンビや放射線が出てくること、空間転移実験という実験が飛行機で行われたという内容などから察するに、当時、はまっていたサバイバルゲームが元ネタになっているものと思われます。

 

なお、書くときはマッピングと選択肢が被らないように細心の注意を払いながら書いておりますが、どこの選択肢にもない番号があるなどちょいちょいミスが見受けられます。

 

読者である「きみ」に語りかけるような文体はもちろんグレイルクエストリスペクトです。さらに14で死ぬのもそこから来ています。

 

お弁当

あらすじ:昼下がりに友人と昼食を食べる主人公は、小学生の頃、いつも給食ではなくお弁当を持参していた女の子にした悪戯を思い返す。

こちらの本文はお弁当 - かきたまじるで読めます。

 

よくある「好きな女の子にちょっと悪戯する男の子」の話ですが、別にそういうのを書きたくて書いたのではなく、「お姉さん」「お弁当」…あと一個は忘れましたが、とにかく3つのお題で書かないといけない小説で、その結果がこれです。ちなみに小説にしたあと自分で漫画にもして、それはpixivにあげました。供養の意味も込めて。起承転結がわかりやすくて好きです。それと、自分の作品にしては登場人物がみんなまともだなぁ…と思いました。

 

 

まとめると自分の作品は…

  • 一癖も二癖もあるキャラクターばかり
  • 当時の自分の好みが大いに反映されている

ということがわかりました。

今は小説書いてません。理由は現実で手一杯で想像を膨らませる気分にならんからです。というのも、私は恋愛ものを読み書きするのが大好きなんですけど、今筆をとれば、例の人のことばっかり出てきそうでそれが嫌なんですね。事実は小説より奇なりとはよく言ったもんです。実際の恋愛は、小説みたいにうまくは進みませんな…まあ、いいか…この人とのことが面白すぎてあんまり小説作る気にならんのですね、自分が今一番面白いエンターテイメント小説の主人公、そんな気がするのです。そしてかきたまじる(どうでもいい豆知識・かきたまじるには3種類あるぞ!)はその軌跡なのですなー…なんか書いてて恥ずかしくなったからお開きじゃ、散れ!