マスターオブ愛媛に続いて次は香川の全駅取得を目指して旅行してきました。といっても、アジカンのライブで香川に行くのでそのついでです。
もともと香川は何度か行っていて、未取得は琴電志度線と長尾線、高徳線のみだったのでそこまで大変ではありません。
今回はしおりを育てようと思い、しおりでチェックインしました。
1日目はフリーきっぷで琴電を乗りつぶした。3種類きっぷのデザインがあったので電車柄にした。
志度駅周辺は平賀源内の生まれ故郷だそうで、平賀源内記念館やげんないロード、平賀源内の旧邸など平賀源内に関するいろいろがあったので、降りたついでに散策。暑かった。
記念館ではエレキテルの体験ができた。全然違うところ(アンテナ)を一生懸命回してしまい、記念館の職員に「そこ違うよ」と言われて恥ずかしかった。
銅像。隣は旧邸。記念館で入場券500円買ったら旧邸も入れた。
旧邸は西に550メートル進んだところにあるよと言われたが、普通に迷った。途中、ジャンボタクシーと書かれた車と何度も何度もすれ違った。絶対あの車おんなじとこ目指してるわ。なら乗せてくれよと思った。絶対乗客も運転手も変な顔で私のこと見てるに違いない。
旧邸では、平賀源内の何かしらのサークル?と思われるご老人でごった返していた。…で、このご老人たちこそ、さっきのジャンボタクシーの乗客だった。やっぱり同じとこ目指してた。
老人ばかりの中、若い私は明らかに浮いていた。エレキテルしか知らなかったが、いろんなものに精通した人であったらしい。が、パンフレットみたら晩年に「ふとしたことで人を殺める」とサラリと書かれていた。ふとしたことって。
房前は海が綺麗だった。
ここは房前の鼻とか呼ばれてるらしい。
駅ノートをみたら、この近くに道の駅むれという施設があり、そこでは琴電の車両が展示されているという耳寄り情報が書かれていたため、見ようと行ったが、施設はあったが車両なんかどこにもなくて、肩を落として駅に戻った。
長尾線も乗ったが、どこも降りずに折り返したので特に書くことはない。長尾駅に降りて、散策するかどうか迷いながら時刻表を見上げていたら、駅員に「この辺はずっとこんなんよ」と言われた。めぼしい観光地はないよ、ということなのか。
長尾線の沿線は田んぼが多いなと思った。
ライブ終わったあと、瓦町で一泊。
ライブはどうだったかというと、よかったはよかったんだが、人多すぎてゴッチと山ちゃんの頭くらいしか見えず。もっと早く行けばよかった。
瓦町ではゲストハウスに泊まった。
同じ部屋に中国人男性が泊まっていたが、英語が分からないのであまり会話できなかった。
「ナントカカントカジャパニーズ?」
英語が分からないのでジャパニーズしか聞き取れなかったが、おそらく日本人かと聞いたんだろうと思い、
「じゃ、ジャパニーズ…」
次に観光で来たのか?と問われ、「電車の乗りつぶしとアジカンのライブで来ました」と言いたかったが、英語が分からなかったので、
「トラディショナル!」
みたいなことを言ったと思う。
そしたら向こうがかたことの日本語で、ダイジョブダイジョブ!と言った。日本語がわかるのか?と思い聞いたところ、
「スコシ…」と指でジェスチャーしながら答えてくれた。
私もイングリッシュがスコシしか分かりませんと同じジェスチャーで返した。英語がダメでもまあ全然コミュニケーションが取れないことはないが、学生時代もっとまじめに英語の勉強しときゃよかったと思った。
2日目、瓦町から古高松、古高松から屋島駅まで歩き、高徳線に乗る。
屋島から佐古駅に普通列車で行きたい旨を告げると、駅員さんが佐古駅に行く普通列車はしばらくないんだよと困った顔で調べながら、早く着く乗り方を丁寧に教えてくれた。
「ここから、志度で徳島行きに乗り換えて、板野で乗り換えてうんぬんかんぬん」と、時刻表をぱらぱらめくりながら、説明してくれた。しかし次の電車が来るまで30分あったので、駅舎で座って待っていると、先ほどの駅員さんがこっちに目配せしてきた。なんだなんだとそちらへ行くと、
「もっと早い行き方見つけた」
とほんわか笑顔で言って来る。癒された。
「志度まで行って乗り換えて池谷でまた乗り換えてそしたら佐古に20分くらい早く着く、乗り換え2回あるけど、早い方がいいでしょ」
そしてホームに立っているおじさんを指差しながら、「あの人が同じ乗り方で行ってるから、思いついた」と。兎にも角にも、親切な駅員さんだなあと思った。
有難い。途中、讃岐相生でマスターオブ香川の称号を取得した。
池谷で乗り換え。乗ってきたうずしおを橋の上から見送った。
佐古駅周辺は少し賑わっていたものの、次の列車までそこそこ時間があったので、徳島駅を歩いて目指した。20分かかった。ただただ暑くて辛かった。徳島駅でよしの川ブルーラインに乗り換えて佃を目指す。この間、難読駅が多かった。府中(こう)とか読めないわ。
佃駅着。土讃線で乗り換えて琴電琴平を目指す。8分遅れてて暇なのでしおりとともに写真を撮る。
土讃線の道中、坪尻駅を通過。全然知らなかったのだが、ここは秘境駅であるらしい。秘境駅目当てと思われる青年が降りて、スイッチバックを動画撮影していた。たしかにトンネルで覆われて、あたりも緑しかない。まさに秘境だ。スイッチバック見るのは一畑電鉄の一畑口以来2回目。
琴平ではこんぴら温泉湯本八千代に行った。
ここの展望露天風呂を目当てに来たが、来た時間帯が混浴だったので落ち着かなかった。(当方20代女一人旅)旅館の人曰く「今は男性がいない」とのこと。
いないんなら先に展望露天風呂行こうと入ったら着替えてる途中で男性がやって来て颯爽と入っていった。
ええー…と思いつつも、もう全部脱いじゃったし面倒くさいわ、ええい入ったれー、と入ったんですけどね、男性は女性と違って湯浴みとか用意されてないわけで、ひたすら反対方向の風景を直視。が、肝心の絶景が、壁に遮られてまっっったく見えない。そりゃ壁無くしたらね、裸が見えるとかそういうのはよろしくないんでしょうが、とにかく山のちょいてっぺんくらいしか見えない。
羞恥心とせっかく入りに来たのに、早々に上がるの嫌だという心がせめぎあっていると、後ろで男性が、ふー、暑いなーって言ってるのが聞こえてきた。
これ突っ込むべきなんだろうか、なんか試されてんのかな。しかし湯浴み着てるとはいえ体にぴったりくっついてて体型バッチリわかる感じで恥ずかしすぎる。無理無理。この人が温泉好きでたまたま居合わせた地元の人なのか、ワニなのか、私には判別がつかなかったが、挨拶ぐらいしときゃよかった。
湯船が一つしかなかったので暑くて長湯できなかった。早々に出て、男女別の内湯に行った。湯船が小さくプールみたいな匂いがしたが誰もいなかったので貸切風呂状態になった。
まあでも、あちこち歩いた足の疲れはなくなった。
男女混合ミックスドミトリーは平気なので混浴大丈夫だろうと思ってたらそんなことはなかった。一つ経験である。
次、混浴入るんだったら彼氏連れてかなきゃダメだ。女一人では混浴で知らん男と一緒になった時怖い。前回の琴平旅行で、知らんおっさんに車に連れ込まれそうになったことが頭をよぎった。…しかしいつになるか分からないことなんか待ってられないので、これからもどんどん全国各地に出かけて行くことでしょう。
琴平は2回目で前回こんぴらさんは登ったのでスルーして高松へ。
乗った車両がバーパパパ(で合ってるのか?)ラッピングでかわいかった。次は徳島制覇したい。