かきたまじる

駅メモ・リヴリー・ノベルゲームが好き

まんぞくさんをもふもふしてまんぞくしたい

まんぞくさんとの出会いは数日前にさかのぼる。

それは初めて高級かりかりを庭に置いた日のことだった。今まで、お徳用かりかりしか置いて来なかった私にとっては、高級かりかりを置くのは勇気のいることだった。にぼしをくれ、にぼしを少しでも多く、くれよ、ねこたちよ…!にぼし難民と化していた私だが、奮発して高級かりかりを置いた。

しかし、その後ねこあつめを見ると、高級かりかりは空っぽになっていた。そしてその側には見知らぬデブ猫が横たわっているではないか。

なんだこいつは。
殺意を覚えた。せっかく、人が、奮発して購入した高級かりかりを、ものの見事に全部、たいらげていきやがって……!!!

そいつの名はまんぞくさんというらしい。どうやらまんぞくさんはお徳用かりかり以外の餌を全部たいらげてしまうようだ。お徳用かりかりは食べないというところに、大食いでありながらグルメさを感じるが、そんなことはどうでもいい。いくらいい餌を置いたって、まんぞくさんに食べられたらねこはもう来ないのだから。

しかし、私のまんぞくさんに対する印象はしばらくして変わる。

ようやくまんぞくさんが帰った。お礼にぼしの数を見た。他のねこたちが、ふつうのにぼしを5、6匹置いていく中、2桁のにぼしを置いていっているねこがいた。まんぞくさんだった。まんぞくさんはなんと40匹ものにぼしを置いて去っていったのである!

この瞬間、私にとってまんぞくさん=いい餌を片っ端から食っていくむかつくねこ、ではなく、まんぞくさん=にぼしをたくさんくれる太っ腹ねこに切り替わった。そう思うと、まんぞくげによこたわるまんぞくさんに、1秒でも長く滞在してくれと思うようになった。高級かりかりをその日から毎日使うようになった。全てはまんぞくさんの出現を待つためだ。

そんなある日、まんぞくさんがにぼしを70匹も置いていった。最高記録だった。この瞬間に舞い上がったのは言うまでもない。残念なことにスクリーンショットを撮ってない。

それからしばらくして、にわさき拡張したり金のにぼしでおもちゃを買ったりできるようになり、そこそこリッチになってきた。とある噂を小耳に挟んだ。

「まんぞくさんはビッグクッションに横たわっていることがある。その時餌には目もくれない」

まんぞくさんがビッグクッションの2匹分のスペースを1匹でぶんどり優雅にくつろぐ姿、そんなものみたいに決まってるじゃないか。なぁ。それから金のにぼしを集める毎日が始まる。お礼にぼしで金のにぼしをくれるねこがいると狂喜乱舞し、あいことばで金のにぼしをもらえると雄叫びをあげ、ふつうのにぼしを金のにぼしに交換しては大金持ちになった気分になり、ようやくビッグクッションを購入。

しかし、まんぞくさんは来れども来れどもビッグクッションに座ることはなかった。毎回毎回餌だけ食べて帰っていく。ビッグクッションには今日もちがうねこが座っている。ねこがビッグクッションに座る姿は可愛い。だがな、だがなぁ、私はなぁ、まんぞくさんがビッグクッションに座る姿が見たいんだ!

………とまあ、ねこあつめのまんぞくさんに対してこのように、ヘルメスや薬研藤四郎とはまた違うような同じような思いを抱く私であった。

ねこあつめがグッズ展開するならばまんぞくさんグッズを是非ともくださいね!イヤホンジャックとか作ってくれないかなーって話は聞いたけどな、イヤホンジャックかぁ、すると端末の上でくつろぐまんぞくさんが見れるのですかでもね私の端末iPod touchだからイヤホン穴下なのね、それはそれで重力に逆らうまんぞくさんが見られるわけか。いいね!

でもまあ、私としてはこんなのがいいなぁってことで一枚描いてみたのよ。Twitterにあげてます。アカウントは@yuri25677です。興味あったら見てください。面倒なんで載せないよ、ごめんね。まんぞくさんビッグクッション、が欲しいかなあ。彩色したらpixivに上げるかもですね。
written by iHatenaSync