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かきたまじる

このブログは薬研沼どっぷりなガチャ好きのお子ちゃまがお送りします

あなたの魅力をわたしだけが知っている

私がよく見に行くサイトの中に、いろんなネタ的な記事を載せているサイトがある。最近、そのサイト経由でいろいろなものの魅力に気づかされては好きになっている。

たとえば昨年度のクリスマスの送水口のことも、このサイトがきっかけだった。きみは送水口美術館を見たかという、挑戦的な見出しと、送水口の写真に一目惚れしてその後自分の近くの送水口をいろいろ見物しに行ったのは、今では笑いの種である。当時ほどの熱意はとっくの昔に冷めてはいるが、それでも送水口という大変地味な存在を気にとめるきっかけになった。

最近のときめいたものといえば、ドラム洗濯機がぼこぼこついたマンションという不思議な建築物。それから百貨店の階段。あと、エアコン室外機の配管。

こうした記事を見ることによって、今まで風景の一部でしかなかったものがひとつひとつ実体になって私の目の前に現れてくるのだ。

私は思う。自分こそが初めて見て、実際に見てときめくことができたらと。ワールドワイドウェブを経由せずに自分の目で見てときめきたい。つまりはあれだ、現実で一目惚れがしたいのだ。

一目惚れがしたい。誰も一目惚れなんかしないようなもの、(まあ人でもいいかとは思うが、とりあえずものにしておこう)に一目惚れをしたい。

これが独占欲というものなのだろうか。ひとは恋をしたら相手のことが四六時中気になって連絡をとらないと落ち着かないだとか相手のことが知りたくて仕方ないとか恋は盲目とかいうやつなのだろうか。もっとも相手はものなのだけど。

好きになってきたらまずしたいことがある。それはその魅力をとことんプレゼンすることだ。しかし、これには問題がある。
そのものの魅力を私以外が知らないということは、そのものについて一から説明しなくてはならないのだ。
○○の、○○で、そして、あーして、こーして、

なんでそんなものが好きなんですかと妙な目を向けられやしないか。
いいさ。それでもいいさ。好きなものをまっすぐ貫くことは世界一かっこいいことなんだからさ。

しかし、心の中ではそう思っていてもやはり、何それ?と言われるのは怖いことにちがいない。

そのぶんメジャーなもの、マジョリティなものは説明がしやすくていい。
ただし誰でもその魅力を知っているという、にわかくささかそこはかとなく溢れて嫌だ。独占できない。あの人が好きだから私も好きなのね。そう見られたくない。

そういえば、私はパズドラが好きだ。パズドラはマジョリティだ。誰でもわかる(と思う。4千万ダウンロードは伊達じゃない)はずだ。
ただし、これがパズドラのヘルメスが好きとなると、途端にそれはマイノリティと化す。確かに、pixivとかTwitter見てると、ヘルメス好きも一定数見つけることはできる。しかし、サクヤやハクなど四神、アテナ、ヘラなどの人気美女モンスターに比べたらどうということはない、マイノリティなのだ。ところで今モンスターって打ったら予測変換でMONSTER大陸と出てきたのだが、なんだそれは。どこの大陸だよ。ユーラシア大陸とかなら知ってるけどなんだよそれ。MONSTER大陸って。モンスター大陸じゃなくてMONSTERってのが、またツボだ。無駄にかっこいい。……という蛇足はおいておいて!

魅力を独り占めしたくて、独占したいけれど、その魅力を他の人にもなんとかして伝えたいという、いわばこのちょっとした矛盾にたびたび板挾みにされているのです。要はそういうことが言いたかったんですよ。
written by iHatenaSync