かきたまじる

鉄は熱いうちに打て

怒り

9月は見たい映画がとてもたくさんです。本当は聲の形を見に行きたかったのですが、満席のため諦め、もう一つ見たかった映画、怒りを見ました。

怒りは新聞連載時から楽しく読んでいます。終盤の、山神らしき3人が失踪してからのくだりがハラハラドキドキしたのを覚えています。単行本も読みましたが結構前なので、映画を見るときは山神誰なのか?と思いながら見ていました。

殺人事件が出てくるのでミステリーっぽいですが、どちらかというとミステリーというより、個々の登場人物の心の揺れ動きを感じるような作品です。

愛する人が殺人犯かもしれない。信じたいが信じてあげられない、という思いにもがく優馬、愛子の演技がとても良かったです。信じるというのは難しいことなんですね…特に、真実を知った時の優馬の演技が良かった。目の動きとか顔の動きとか、涙を堪えている感じが、すごく伝わってきた。愛子の時も、真実を知るとき、音楽の演出がすごかった。

タイトルの怒りですが、いろんな怒りが出てくるのですが、私は「信じてたのに、裏切られた」怒りかと解釈しています。

いろいろといい映画だったんですが、一つだけ疑問があります。犯人山神はどうして殺人事件を起こしたのだろうということです。同情されたことに怒りを覚えたのだろうか?山神が辰也に刺殺されたため、動機は不明なまま終わってしまいました。

犯人が整形し1年以上逃亡というのは市橋達也の事件を彷彿とさせますね。劇中の写真も若干似てた気がする。
written by iHatenaSync