かきたまじる

駅メモ・リヴリー・ノベルゲームが好き

大人は迷わない

はっきりしない、優柔不断なところが自分にはある。

2つの事柄で迷うとき、そのうち一つが絶対に困るであるとか嫌だとかそういう気持ちが自分にあれば迷いなく断言できるのだが、そうでないときははっきりしない、優柔不断な感じになる。そしてそれがたぶん体現される。

例えば、これは先ほどの事例である。働いていて、18時の退勤時間が迫っていたが、頼まれた仕事が終わらなかった。なのでそのまま過ぎてもやっていたら、残らないか、と言われた。しかし、その日は仕事とは別で提出する書類を書かねばならず、スケジュール的に今日全部やらねば終わらない。なので定刻通り帰りたいと言うのが本音である。

しかし、まわりみんな働いている。自分だけ先に帰るな、と空気が叫んでいるように見える。残らないかと聞いた人もおそらく、本音は「残って手伝え」だと思われる。書類は遅らせてもよいのではなかろうか。しかし、書類は今日やらないといけない……おわらない……全部今日やらないと、もう締め切りまでする時間は残されていない……

どうするべきか分からなかった。しかし帰らねばという意識が勝った。そそくさと帰ろうとしたら呼び止められて、「やる気がないように見えた」と一言。やる気がないと言われてさすがに弁解したい気持ちになり、しようとしたが、忙しい向こうは聞く耳を持たなかった。そして「そういうの、損するよ。もう、20歳超えてるでしょ。やることあるなら、ちゃんとそう言って」と言われた。

つまり、優柔不断になってはいけないのだ。優柔不断に帰る帰らないを迷ったがためにこういう事態を引き起こしたのだ。教訓を得た。
やることリストは、立派な用事であるという意識をきちんと持つこと。そしてそれをちゃんと言うこと。

次また優柔不断に迷うかもしれない。
次に活かせるようにしたい。
大人になるとは迷いを捨てることなのかもしれないと思った。
written by iHatenaSync