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かきたまじる

このブログは薬研沼どっぷりなガチャ好きのお子ちゃまがお送りします

いつか見る夢を

「あれは、夢だったのかもしれないな。

 

しばらく会わないと時たま考えることが始まる。いや、会っててもやはり、考えてはいるのだが。それほど頭の中で大きな比重を占めているかの人だ。いや、夢でない、というのはもちろん、LINEを見返せば分かること、どうでも良い奴とこんなスタンプ合戦はできぬ。

 

そういえば一年前もこんな感じであったなあ、と懐かしい心地を思い出す。一年前の私は大変赤子でありました故、かの人に会えないのがそれはもうつらくてつらくて、頭の中にはそれしかないわけです。でも哀しいかな、かの人はそんな私に微塵も気づかないわけでございます。仕方ない。そういう人を好きになったのだ。

 

まあ私はなんていうのか、あれです、自分の気持ちを吐露するのが大変苦手です。ですから、まあ、言えなかったんですよ、寂しい、とかそんなんね。寂しいなら言って、と言われたこともありましたが、ま、社交辞令ですね、言わない。

 

一年前の私から、かの人への思いの比重が変わったかというと、多少は変わりましたが、基本に変わりはありません。詰まる所まだ大好きなのであります。ですから今大変寂しいわけでありますが、そんなことは言えやしません。恋人であった一年前の私めに言えなかったことが、ただの友達同然となりました私めに言えると思っておりますか。ますます、言えません。

 

一月に、なんだかんだあって、また、想いをぶつけてしまいましたが、かの人はけろりとしております。分かっておりますと。そういう対応をする奴であることを周りに相談しますと、そんな奴は捨て置けと言われますが、どうにもこうにも、諦めきれないのであります。なぜだか…それは、かの人からまだ何かを感じるからだと思うのです。恋人にしたいと思わないが、他の人に取られたくはないというのか、そういうのが。ま、どっちにしろ選ばれないわけですが…はっはっは。

 

いったいいったいあのルーズなお人はいつになったらお返事をくださるんでしょうか、まったくまったく…」

 

私は筆を置いた。もうこれ以上書いても、仕方のないことだ。死んだ奴のことなんか、書いても書いても思い出すばかりで、涙が溢れてくる。ああ、だめだ、だめだ!こんなことでは、だめだ!

そうして紙はびりびりと裂かれた。哀しい思い出を無理やり忘れてしまうのだ。こうして、すべて、なかったことにした。そう、全部夢だった。あれは、ながい、ゆめ。