かきたまじる

駅メモ・リヴリー・ノベルゲームが好き

進むこと怖れるなかれ

メールが届くのだ。毎日どっさりやってくる。そのうちひとつのメールが目に留まる。

「○○ 選考結果について」

選考結果のメールだ。さあどっちだ、と唸る。さてさて開いて出てきたものは…祈りである。ああ、またか。しかし、ここは今まで受けてきたお祈りと違って志望が高かったために立ち直るまで長かった。ショックを受けつつ頭は冷静だった。なぜ落ちたか。私は少し前のあの選考を思い出す。

 

もちろん面接とテストだったから、学力不足で落ちた可能性もゼロではないのだが、そうではない…と思った。いくつか思い当たるふしがあった。私が面接官ならあの対応をどう受け止めただろうか。Evernoteを開いて、思いつく限りの失敗原因を書き出して見た。

 

だが、頭は冷静だが、表情は不安定だ。気をつけていないと表情が崩れそうになる。危ない。たかだか落ちただけのことで何をショック受けてんだか。まだ始まったばかりではないかと自分を鼓舞する。もっとひどいことーーー例えばあの友人が、見知らぬお姉さんにもってかれるとかーーーを思い浮かべる。うん、引っ込んだ。そっちの方が、ずっといやだ。

 

失敗はいくつでもしていい。ただ、同じ失敗を二度繰り返してはならないのだ。この失敗は、かならず次の糧となる。無駄じゃない。だから、歩みを止めてはいけない。一番いけないのは、祈りを恐れて、挑戦しないことだから。