かきたまじる

このブログは薬研沼どっぷりなガチャ好きのお子ちゃまがお送りします

恋愛と営業

自分には営業ができない。向いてない。もしできるとしたら、顧客が買うと決めているときの営業だ。そんな戯けたことを長らく言っていた。

 

それは営業ではない、接客だ。ああ確かになとその言葉がすとんと胸に落ちた。

営業とは、買う気のない人間の背中を押してやる、買う気にさせる、そういう仕事だ。

 

なるほどなあと思った。買いたいと思わせるにはどうするのか頭をこねくり回すことこそが、営業への醍醐味というものかもしれない。

 

私は営業をしない。いっぱしの就活生である。だから実際に営業をした経験とかがないので、笑う方もいるだろうが、私は一つ、思った。私はある一点において、営業をしているのかもしれないなあと。

 

ある一点というのが、早い話が恋愛である。私は2年前から片思いし続けている男友達がいるのだが、その人が、私とお付き合いする気は全くないが、お付き合いしたいと思うようにするにはどうするべきか?を考えること。それは営業に通ずるものがあるのではないだろうか…とふと思ったのであった。

 

その人の好みが年上の女性であるので、ひとまず垢抜けることから始めようと思った。見た目をがらりと変えないことには、はじまらない、そんな気がしたからだ。

 

功を奏したかどうかはよく分からない。自分なりに手応えはあった、と思うのだが、それでも彼はノーと言ったからだ。本人にしっかりと確認することをよしとはしない。そうした方がいいのかもしれないが、私の性格からすると、それはできなかった。

 

「服装を変えてみたんだけど、どう?」

 

この言葉を言うことは、本人に確認するように見えてそうはならない。まず、「変」とか「似合わない」そう言うことは絶対に言えない。人間関係を壊しかねない。

 

アンケート調査をやるとき、アンケートで聞く対象が目の前にいると、影響が出るから、という話を聞いたことがあるが、まさにそれなのだ。だから相手の感情を推し量ることは不可能だ。

 

ではどうやって反応を見るか…ということであるが、まさか馬鹿正直にアンケートするわけにもいかない。私に関するアンケート作ったから、暇なときやってよ、と言ったら、その瞬間彼にとって私は酔狂者になるだろう。

 

だから伺い知るしかない。彼の反応をつぶさに見て考えるしかない。これがやけに難しい。まず自分の「こうであってほしい」願望が反映されることは間違いないからだ。

 

仕事としての営業ならば、売上業績とかそういう分かりやすい指標があり、実績は目に見えてわかる事。そう考えると私は難しい営業をしている。

 

ただ彼の口からはノーとしか言われない。まだまだ何かが、そう、何かが、足りていないのだ。

 

もしかしたら、もう、私が私である以上、彼の中で私との恋愛は終わっていて復縁は100%ない、となっているかもしれない。そんなことも頭の中で可能性として考慮する。

 

ただ、彼にとって「どうでも良い人」いわゆる無関心のカテゴリーに私は絶対に入っていない、という自信はある。もし入ってしまっていたら、食事に誘ったとしてもついてこないし、LINEももっと素っ気ないはずだし、食事代を奢るなんて絶対しないだろう。

 

男と女は違う生き物だから同じ物差しではかるのは危険であることは承知の上で言う。

 

何かとはなんだろうな、と考えて答えが出ない。私は全てやり尽くしてしまっただろうか?そんなことはないような気がする。大人の女性…というか、面倒見の良い人…もう少し気にかけてみるべきか、料理のスキルを上げてみるとか…一つ一つは浮かんで泡のように消えていく。

 

どれが決定打になるのかなんて分からない。ともかくとして、この人に対する私のスタンスは、この人を好きな限り、この人へ営業し続けること、それである。残された日は少なく、寂しくなったり自暴自棄になることもあるだろうが、私は私なりに頑張ろう。