かきたまじる

このブログは薬研沼どっぷりなガチャ好きのお子ちゃまがお送りします

平行線は交わらない

「この作品は、両思いなんです。ただ主人公が拗らせているってだけで…」

ある小説の話を聞きながら思った。

 

また両思いか…

 

まあ、その方が美しく、終わり方も綺麗であることを分かっている。でもそう思わざるを得なかった。

 

私は失恋する恋愛小説の主人公という、非常に嫌な役どころを立ち回っているからだ。最近分かったのだ。あの人は私のことが特別だから、何かしてくれるわけじゃないのだと。

 

大切な友人を失わないために、喧嘩したら一生懸命謝るし、奢るし、LINEもそれなりに返してくれるのだ。

 

あれもこれも、友人関係を継続するためと考えると、すべてが一本の糸でつながり、はっきりしていくのが、私には分かった。推理小説を読んでいて、最後の結末を知ってしまったみたいな…そのような気分に今はいる。

 

馬鹿だ。あいつは馬鹿だ。友人関係を続けられていると思っているのはおまえだけだ。おまえが私に告白したあの日から、もう友人ではなくなってしまったのに。

 

馬鹿だ。わたしは馬鹿だ。あの人が私のことを、まだ少しは想ってくれていると恥ずかしい勘違いをしている。あの人が私を振ったあの日に、総てもう終わっているのに。

 

友人関係を求めるあの人と、恋愛関係を求める私の間はずっと平行線をたどっていて、それは決して交わらない、ということに気がついてしまったのだ。

 

失恋したことを悪いとは思わない。これも若い日のよき思い出なのだ。しかしまだ、未練残る昨今、両思いの話を聞くと、虫唾が走りそうになるのだ。…どうか笑ってくれ。これは私の、ただの、ちょっとした嫉妬なのだよ。幸せそうな二人を見て、苛ついてしまう私をどうか笑ってくれ。

 

きみのことを忘れたい。忘れっぽいきみがとても羨ましい。

 

私の誕生日なんか忘れてくれてていい。だけど、未来の彼女さんの誕生日はちゃんとお祝いしてあげようね…まあ、私みたいなどうでもいい奴の誕生日だから、覚えてないって可能性もあるけどさ、たぶんそうじゃない、と思うんだよ。

きみはクリスマスとバレンタイン以外、あまり気にしてなさそうだから。機会があれば、本人に直接言ってやりたいのだが…あはは、なかなかないもんだねー…。

 

そのうちとっちめてやる。プリンはどうしたのさ?