かきたまじる

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執事たちの沈黙 5巻感想

椿お嬢様に仕える執事・和己。イケメンで品行方正そのものの和己だが、プライベートでは女遊びが激しくパチンコが大好きなクズ男。ある日パチンコに行った帰り、ひったくりに遭った椿お嬢様に遭遇した和己は彼女を思わず助けてしまう。パチンコしてたことがバレたらどうしようと慌てるが、椿お嬢様は執事の和己だと気がつかず、しかも一目惚れしてしまった。

 

最初こそ椿のラブアタックを鬱陶しく感じる和己だが、一途な椿にほだされていく。

 

…とまあこんな感じの年の差恋愛漫画です。

 

イラストが好みなのと、和己が憎みきれないキャラクターなので先が気になって読んでいます。

 

4巻の終わりには白鳥白鳥(しらとりすわん)という、椿大好きな男の子が登場。よくある少女漫画のライバル的ポジションかと思ったが、椿は歳三にベタ惚れ、というところで全くもって勝ち目がない。ある意味スワンくんは椿と似た、馬鹿っぽいところがあるのでお似合いかもしれない。

 

5巻の見どころポイントをまとめると、

 

  • 白鳥登場によって引き起こされる数々のラブイベント

白鳥が出てきたことによって和己と椿の関係がまた変わり始める。「プロポーズを断った相手に、大切な友達でいたいって言えば仲直りできると考えてクッキー作り始める」「彼氏である歳三の家に白鳥を連れて行く」など天然過ぎる椿の行動の数々…和己は振り回されて大変だ。

 

  • 椿が「和己イコール歳三」に気づく?!

歳三に急に襲われてびっくりした椿が、歳三の顔を思わず引っ掻き、傷ができる。その後、同じところに同じ傷をつけている和己を見て、歳三を思い浮かべる椿、というワンシーンがあるのだが…つ、ついに気づく?!!!と思ったら

 

あんな小さな傷ひとつで…歳三さんを思い出しちゃうなんて…

 

傷を見て彼氏を思い出しただけでした。おんなじ位置におんなじ傷あって顔そっくり、な時点で同一人物だと気づけよと突っ込みたくなります。

 

  • 少女漫画を見て「こんなことはけっっっしてしません」と言う和己

そ、そうなのか?私からしてみれば、白鳥から椿を取り戻してさらにお姫様抱っこまでしちゃったり、さりげなく抱きしめてきたり、ときめく台詞を言い放ったりと、十分少女漫画の胸のときめきを感じさせます。それともなんだ、世のカップルたちはこれくらいやるんですか?ん?

 

  • 和己にもどんどん惹かれて行く椿

話が進むにつれて、どんどん和己を意識し始める椿。和己イコール歳三なんですが椿は知らないので不思議な三角関係になってます。さてどうやって同一人物だとバラすのか。今後の2人がとても気になります。

 

描き下ろし「裏執事」は、元妻に未練たらたらな椿パパの話でした。この親にしてこの娘ありといった感じです。和己は苦労が絶えない。