小説にびっくりさせられたい。
小説でびっくりさせたい。
私が小説を読み書きするのはこの2つの理由からである。
主にミステリ系で、犯人こいつだって思ってたらまさかの違う人物だとか、そういう、つまり、どんでん返しがやりたいのだ。
びっくりさせられたい、要するにどんでん返しがある話を読みたいと思ったら、「どんでん返し小説」とかで検索する。
待ってほしい。それだと、最初からどんでん返しがあるって構えて読むことになるのだ。
また本の後ろにはたいがいあらすじが書いてある。
最近がっかりしたのは、これだ。
ラストの大どんでん返しには、…
どんでん返し!言うな!そんなところで!壮大なネタバレを!!
どんでん返しがあると分かっていて、どんなどんでん返しがあるのかワクワクしながら読んで、驚かされるのもいいもんだ。でも、やはり、どんでん返しがないと思い込んで読んで、どんでん返しされた時の衝撃、あれこそ小説の醍醐味ではなかろうか。
体に電流が流れるかのごとく、
あ、と口をぽかんと開けて、
ただ呆然としながら小説を読む。
私はそういうのが好きだ。
ただ、なかなか、これをやろうとすると、あらすじを読まないであれこれ読むことをしなくちゃならない。ハイスピードで読めれば話は別だが、やはり、あらすじは見ておきたいし、人の紹介を受けて読みたくなることもあろう……
小説でびっくりさせられたい。
written by iHatenaSync