かきたまじる

駅メモ・リヴリー・ノベルゲームが好き

いつか行きたい場所は一生行かない場所

いつか、作家になりたい。

いつか、シュールストレミングを食べてみたい。

いつか、シャーロック・ホームズ博物館に行きたい。

 

いつか、いつか…いつか、というのは夢を語るときにとても便利な時を表す言葉であると思っております。具体的にいつとは言えないが、未来にやりたいと言う思いを表すのです。時を表す言葉としては、これ以上ないほどアバウトな言葉でしょう。

 

いつか勉強すると言ってスマホを弄り始めこのページを見ている方がもしいたら、その人は勉強しません。断言します。しませんから。人間そういう風にできてます。

 

そもそも、絶対やりたいことであれば、期限だとかいつやるだとかそういう明確な時期がはっきりしていて然るべきなのです。明確になっていない時点で、あなたはいつかやりたいと言っているそれを、本当はやりたくないのです。

 

やりたくないとまではいかなくとも、やる方法が見えないとか、やり方が分からないだとか…そういうとき、人はいつかという未来に逃げるのです。

 

未来はきます。

1年後。一ヶ月後。明日。1秒後。

すべてが、あなたにとっての未来なのです。そして、いつかはどこに当てはまるでしょうか。どこにも当てはまり、どこにも当てはまらない。そんな言葉を信用できないというのは、至極当然の話です。

 

いつか彼氏が、彼女が欲しい。できません。できませんから。思ってるだけで伴侶が見つかるくらいなら、クリスマスシーズンが近づくたびに枕を涙で濡らす寂しい独り身も、リア充爆発とわめく人も現れない、平和な世の中になるのです。

 

そこでそんないつかを具体的にする方法をひとつ思いついたので書いておきます。

 

それは手帳に書き留めることです。手帳の最初の方にいつかやりたいことリストを作り、いつかやりたいことを書き留めていくのです。手帳に記すことで、あなたはいつか分からないいつかを意識することになるでしょう。手帳を開くことでビジョンが具体的に湧くのです。

 

ただし、具体的に意識できるからといって、いつかやりたいことが実現する方法がぱっと思いつくかと言われればしないので、このページを見た独り身が、伴侶をいつか見つけると書いて、見つからなくてクレーム書き込んでもそんなことは知ったこっちゃありません。知るかそんなの。