かきたまじる

駅メモ・リヴリー・ノベルゲームが好き

千里の棋譜

値下げされてたので遊び始めました。将棋をテーマにしたミステリーADVだそうです。

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第一部と第二部、棋士編の3部構成のようです。第一部をクリアしたのでとりあえず感想です。

第一部

第一部は「千里眼」を巡るミステリーとなっています。主人公のフリーライター歩未(右の女の人)と長野さん(左の男性)が行方不明の将田名人(後ろの黒っぽい人)を捜索するところから話が始まります。

 

話がかなり二転三転するので先が気になる話でした。

 

千里眼とはいったいなんなのだろう!と一気に読んでしまいました。ある程度、自分で推理をしますが、けっこう意外な人物があんなことこんなことしてるので驚かされます。

 

中将棋の話も当然出てきますが、作中キャラクターが説明してくれるので分かんなくても大丈夫です。

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将棋の森とか詰将棋とか、将棋を覚えるためのコーナーも用意されてます。

 

将棋、むかしどうぶつしょうぎをやったぐらいで全然わかりませんが、出てくる登場人物が皆、真剣に将棋と向き合っていて、その戦いを見るのは面白かったです。

 

実在の棋士も出てきますがその中でもこの高橋九段という方がとても面白い方だと思いました。笑いました。探偵棋士みっち…。

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続けて第二部と棋士編も遊ぶ予定です。第二部は神隠しの話だそうです。

 

第二部

第二部を読みました。神隠しの謎も二転三転と面白くて読み進められました。

 

しかし、神隠しの謎が解けた後の三段リーグ、非常に見応えがあります。

 

人生を賭けた一局一局、プロになりたい三段たちの迫力が魅せる対局は、将棋がてんでわからない自分もじっくり見ていました。

 

長野くんの対局が好きです。放っておけばプロになれたのにわざわざ北条を説得するところであるとか、北条との対局、負けた後の堂々とした挨拶…彼は立派だ!…そう思って、読み進めていると、長野が神社でひとり、泣いていた。もうねこれはね、いままで何度も涙腺をふるわされたんだが、泣かなかった。CG出た瞬間、これはだめだ、もらい泣きしてしまった。

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第二部は、最後の師弟対局で幕を閉じます。この2人の関係も良いですね。

 

棋士

棋士編は完全におまけというか息抜き的なやつですね。香川愛生女流棋士を主人公に、事件はおこるものの、これまでのような陰謀がうごめいてるようなものではなく、なんともかわいらしい理由の事件です。謎解き苦手なので高見さんに聞きまくったが、それでもわからないのであった。