前回のあらまし
就活に明け暮れている私は今年の学生特例の手続きをすっかり忘れ、年金滞納状態になっていた。そんな私にバックスグループから電話がかかってくる。バックスグループとは年金督促を請け負う会社である。電話に懲りた私は学生特例の手続きをしようとするが…?
数日後、手紙が届きました。
意気揚々と開封するも、宛名を見ると…
私じゃなくて家内の名前!!!!
年金番号も違うし!!!
(でもこの家内も学生特例の手続き必要だがやっていないので、あながち間違えていないかも)
学生特例をほったらかしてこれ以上年金滞納するのもよろしくないので、学生特例をする方法を考える。
まず考えたのは、郵送をすることだった。ググればすぐに学生特例のフォーマットくらい出てくる。
添付書類として、年金手帳、身分証明書、学生証、なんかがいるそうだ。
……
…
ねんきん てちょう …?
どこにしまったっけ。
慌ててクリアファイルをひっくり返す。しかし出てくるのは過去3年の光熱費やらバイト支払いの紙ばかり。年金事務所から送られてきた葉書が一枚あり、かろうじて年金番号だけは分かったものの、手帳がないと、いずれ困ることは自明の理であった。
そこで年金手帳再発行のやり方をググる。
最寄りの年金事務所へ行きなさい(学生証、身分証明書を持って)
とある。最寄りの年金事務所はそこそこ遠い。…面倒だが将来のためである、いざ行かん!
さて年金事務所に辿り着いた。
いろんな年代の人でひしめき合っている。こんなに人いるのか、びっくり…するとあるものが目に付いた。90分待ちですごめんなさい
(なんだと?!!)
おっかなびっくりわなないていると、お姉さんに声をかけられた。
「お次でお待ちの方こちらへどうぞ」
お姉さんに、学生特例と年金手帳のことを話すと、番号札をもらった。451、なんて大きな数字なんだ、自分の前に何人いるんだ、と思ったら
大変お待たせいたしましたー番号札451番の方、11番窓口にどうぞー
と、かなりすぐに呼ばれた。待ってない。全然お待たせされてない。びっくりしながら窓口へ。窓口にいたお姉さんにさっきと同じように、学生特例と年金手帳のことを話した。
身分証明書を見せ、コピーされたあと、学生特例の紙を書いて、年金手帳再発行に必要な紙も書いて、学生証を見せ、コピーする、それだけであった。印鑑もいらない。たいへんスピーディであった。
年金手帳も即発行された。
今度は無くさないよう大事に保管しようと心に決めた私だった。おわり。