かきたまじる

駅メモ・リヴリー・ノベルゲームが好き

ファミチキに一途でありたかった

空腹を満たすのはいつもファミチキだった。揚げ鶏でもからあげクンでもなく、ファミチキだった。ファミチキじゃないといけないという食のこだわりがそこにあった。ふぁ、ファミチキください…という言葉にはどうしようもないこの空腹を助けてくださいという、懇願が含まれている。それは、揚げ鶏くださいとか、からあげクンくださいとか、他の惣菜の名前では出せない雰囲気なのだ。まさに、ファミチキでなければ出せない芸当なのだ。ひとはこれをファミチキ芸とよんだ。

 

空腹になるとファミチキの味を思い出した。ファミチキはいつもファミマに燦然と並んでいる。そんなファミチキを食べたいと思いつつも、足はすぐ近くのカーネルサンダースのもとを訪れる。ファミチキを想いながら、ケンタッキーを食べる。そのとき、ひとはどうしようもない責務に駆られた。ああファミチキよ、こんなわたしをどうかゆるしてくれ。こんどはおまえを必ず選ぶからね。

 

ファミチキは魔性だ。ファミチキにはひとを虜にする何かがあった。それが何かは、まだ筆者の知るところではないが、ファミリーマート、偉大なり。

 

 

 

 

さて、みなさん、今日はエイプリルフールですね。Googleマップパックマンが遊べたり、タニタがシャープにシャープがタニタに、といろんなところが嘘を楽しんでますからね、私も嘘ついてみようと思いまして、こちらの記事がそうなります。…この記事のどこが嘘なの?とか、常日頃から嘘抜かしてるのに何を今更、(日記カテゴリのエントリにはたいてい嘘や誇張が多少含まれます)とか、いろいろ仰りたいこと、山ほどあるかと思いますが、この記事のどこが嘘かと言いますと、ファミチキを想いながらケンタッキーを食べたくだりです。ファミチキを想いながら食べたのは日替わり定食であって、ケンタッキーじゃないです。

わざわざ解説したのは、自分以外誰も分からないと思ったからです。なんだよくだらんな、と思った方もいらっしゃることでしょう。ですが、このようなアホ記事を最後まで読んでくださったこと、心から感謝いたします。