キャラメルはおいしい。甘いからだ。しかし、ひとつ問題があった。
それは歯にひっつくということだった。
ミルキーもそうだが、甘くておいしいが、歯にひっついて食べにくい。指を口の中につっこむのは汚いのでやりたくない。
そんなわけであまり買ってこなかったキャラメルがなんと今3箱あるわけだ。
なぜかというと、今キャラメルと直木賞作家がコラボして書き下ろし小説が掲載されているからだ。
角田光代さんの方の小説をひとまず読みたいと思い、全3話なので3箱購入してきた。
中箱に小説が載っている。「わたしたちの黄色」という小説は、泣く子供にいらいらする母親がキャラメルを手渡されるところから始まる。
2話以降、その母親とキャラメルにまつわる話が細々と進むかなと思いきや、急に年が進み、娘が結婚、となり、最後はまたキャラメルを別の人に手渡していた。ほのぼのするキャラメルストーリーだった。
何かこんな感じの、「あるもの」に関する幸せな記憶がないだろうかと思いを巡らす。
フエラムネ。カプセルプラレール。グリコおまけ。あまり思いつかない。そういえばグリコのおまけはミニ絵本を集めるのが楽しかったなぁ。
というオチもない取り留めのない話です。
written by iHatenaSync