好きな作家が表紙を描いていたので読んでみた。
将棋のことはあまりよくわからないが、以前「千里の棋譜」をやったことがあり、それが将棋がわからなくてもおもしろいADVだったのでわからなくてもなんとかなるだろうと購入。
いろんなキャラクターの視点から語られるので群像劇かな?と思いながら読み進める。出てくる愛の物語!血のつながらない弟と美人で病弱な姉とかな、わたしは異性愛が大好きなのでですね、そういうのは大好きです。けっきょくふたりはなんもなりませんが…。
でさっきの美人で病弱な姉がこの話のキーマンであります。将棋がわからなすぎて将棋シーンはやや退屈でした(千里の棋譜を楽しめたのは音楽や解説のおかげだったのだな などと)。
わたしがページをめくる動機、それは美人で病弱ない姉・知桜夕妃が失踪した理由が知りたいからです。
とりあえず、それだけ知りたいのです。それだけで最後まで読み切りました。
泣きませんでした。
でもちょっとうるっとしました。つらいけどドラマチックでロマンがあるというか…ありますねコレ…!!いいと思いますよ、「子供の頃好きだった人とずっと両思い」これはすごいことですよ…!ロマンありすぎます!!好きです!!!!おわり もっと将棋わかればきっともっと楽しめたでしょう。